CLEAR: Stripe と提携して数千万人の利用者の請求と決済を処理

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  • CLEAR は数千万人の利用者向けのサブスクリプションの管理に Stripe Billing を利用します。
  • Stripe はオンライン決済と対面支払いを含めた CLEAR のすべての決済処理を担っています。

サンフランシスコ — 企業向けファイナンシャル・インフラ・プラットフォームである Stripe は本日、3,000 万人以上の利用者から信頼を集めている本人確認プラットフォームのリーディングカンパニーである CLEAR が決済と請求の処理を Stripe に移行することを発表しました。CLEAR は生体認証を利用して空港での本人確認をスピードアップする会員制サービス CLEAR Plus を主力事業としていることで有名な企業です。近年、CLEAR は旅行分野だけでなく、医療や金融サービスといった他業種への事業拡大を進めています。

このたび Stripe を導入したことによって、CLEAR は Stripe の使いやすさ、デジタルウォレットやその他の決済手段のサポート、購入完了率の高さなどのメリットを活かして、利用者の支払いに関しても従来と同じスピーディーで簡単なユーザー体験を提供できます。Stripe Billing を採用したため、柔軟な最新の請求システムで数千万件のサブスクリプションを効率的に管理できるようになりました。

CLEAR の CEO である Caryn Seidman Becker 氏は次のように述べています。「CLEAR は本人確認をシームレスで安全に行えるサービスを提供しています。Stripe が請求と決済をスムーズに行えるように支援してくださっているため、当社は会員様に負担の少ない体験をお届けすることに集中できます」

CLEAR は急拡大する顧客基盤に対応するために、Stripe を利用した新サービスをいくつかリリースしました。その 1 つである CLEAR Mobile は、CLEAR Plus の会員ではない旅行者も CLEAR アプリで QR コードを購入することで空港の保安検査場でのスピーディーな本人確認サービスを 1 回限りで利用できるものです。

また、CLEAR は新規利用者の登録手続きをより簡単なものにするためにも Stripe を利用しています。今後は、アプリ内での CLEAR Plus への登録手続きは Stripe が処理するようになりました。昨年 11 月からは、空港の新しい顔認識ポッドでのカード支払いの処理に Stripe Terminal を利用しています。また、Stripe Radar を活用することで、不正利用や決済時の不当な支払い拒否も抑制されています。

1 回限りの支払いと継続的なサブスクリプションの両方を Stripe が管理するようになったことで、購入完了率が向上しました。Stripe の自動カード更新機能とネットワークトークン化機能も、売上の保護、オーソリ成功率の向上や、利用者のクレジットカードの変更に起因する解約の低減に役立っています。